さあ、いよいよ待ちに待った編み込みです。今回は直径12cmほどの円柱型のかごを作ります!
円柱型のかごの編み込みに必要なもの
円柱型のかごの編み込み手順
円柱型のかごの底面の編み方
クルクル棒を6本用意し、3本3本をこんなカンジで直交させます。
今回は小さなかごなので、クルクル棒の数は3本3本の計6本ですが、大きなかごを作るときは、4本4本の計8本、5本5本の計10本というように本数を偶数で調節してください。
写真のようにクルクル棒の一本を、直交しているクルクル棒の上と下を縫うように巻き付けていきます。
できるだけきつく巻いていきます。
ちなみに、巻き付けているクルクル棒をアミ芯と呼び、その他のクルクル棒はタテ芯と呼びます。
※クルクル棒が足りなくなったらこんなカンジで継ぎ足します。
クルクル棒を継ぎ足すときには、クルクル棒の口が大きい方に小さい方の先をねじ込みます。また、ねじ込む時はのりやボンドを付けなくても、編んでいけばはずれません!
でも当然引っ張ったらはずれるので、はずれないように押さえながら編んでいくのがコツです!
二周させたら本格的に編んでいきます。
まずタテ芯を放射状に広げます。
そして放射状のタテ芯を縫うように交互にアミ芯を通していきます。
直径12cmほどになるまで編み続けます。
アミ芯が足りなくなったら随時継ぎ足してください。
編んできた円が直径12cmほどになったらタテ芯を順に立ち上げます。この円がカゴの底になります。
円柱型のかごの側面の編み方
立ち上げたタテ芯の間を、またひたすら編んでいきます。
こんなカンジで立ち上げたタテ芯を、アミ芯と一緒にピンチで留めるとゆるまず編みやすいです。
ここでもなるべくきつく巻きましょう。
ゆるみそうだったら、編んだそばから、タテ芯とアミ芯をピンチで留めるといいでしょう。また、強く編んでいくと、かごの口が狭まってきてしまいます。縦芯が垂直になるように気を付けて編んでください!
ある程度立ち上がったら編み込み部分は終了です。
アミ芯とタテ芯の始末の仕方
これからアミ芯とタテ芯の始末を行います。
ここで、タテ芯が5cm以上残るようにしてください。ギリギリだとタテ芯の始末が行えません。その時は、タテ芯にクルクル棒を継ぎ足してください。
アミ芯の始末
他のサイトなどを見ても、アミ芯やタテ芯の始末について詳しく載っていないので、このサイトでは詳しくご説明します。
アミ芯がタテ芯の外側から内側に入る時、そのままアミ芯をかごの内側に倒します。
アミ芯の始末はこれで終了です。倒したアミ芯が起き上がらないよう押さえながら、タテ芯の始末を行います。
タテ芯の始末(かご止め)
倒したアミ芯の所にあるタテ芯を、次に編み込むハズだったタテ芯に外側から巻き付けながら、かごの内側に倒します。
倒したタテ芯を押さえながら次のタテ芯を倒し、またその倒したタテ芯を押さえながら次のというように順にタテ芯を倒していきます。
ちなみに、このタテ芯の始末方法は『かご止め』といいます。
タテ芯を倒す作業を最後のタテ芯まで行います。
最後のタテ芯の始末
かごの内側に入れたアミ芯と、最初に倒したタテ芯の隙間に、最後のタテ芯を倒しながらねじ込みます。
うまくねじ込めない時は、クルクル棒を巻く時に使った爪楊枝等で刺しながらねじ込むと良いでしょう。
内側に倒したアミ芯やタテ芯を、倒し込んだ芯の折り目(かごのフチ部分)に木工用ボンドを付けていきます。
フリーペーパーの表紙に木工用ボンドを少し出して、クルクル棒を巻く時に使った爪楊枝に、ボンドを「チョン」と付けて、かごの始末箇所に付けていきます。
この作業をやらなくても、ニスを塗ればある程度固定されますが、やっておいた方が芯がきちんと固定されて、かごがゆるまないからやっておいた方が良いです!
ボンドが乾いたら、内側に突き出た芯を園芸バサミで切っていきます。
芯の切り取り作業は、普通のハサミ行っても良いですが、うまく切らないとハサミが破損することがあるし危ないです。
よって、わたしは園芸バサミを推奨します。100均でも買えますし☆
これで編み込み編は終了です。ニスを塗っていないこの状態でも結構頑丈でかごとして使えますが、ニスを塗った方が見栄えがまるっきり違います。
円柱型のかごの編み込み手順動画
円柱型のかごの編み込み手順を動画にしてみました。14分とちょっと長いですが、こちらの方がより分かりやすいかと思います。